
昨晩、不思議な夢を見た。
Part 1:「夢の入り口」
私はどこか見覚えのない、けれど威厳のある広い部屋に座っていた。壁は静かに輝く金の装飾で縁取られ、天井は高く、外の世界の音はまったく聞こえなかった。ただ、部屋の中だけが、まるで止まった時間のように静かだった。
そこで私は、一人の男と向かい合っていた。
彼は歳を重ねてはいたけれど、どこかエネルギーを感じさせる姿をしていた。整えられた髪に、真っ赤なネクタイ。堂々とした姿勢。それなのに、その目には深い疲れと、言いようのない迷いが宿っていた。
名前は言わなかった。でも、私は知っていた。
彼は“かつて偉大な国を率いた男” ダミアン・ストーン。
「アメリカを、再び偉大に」そう語っていた人物。
あのフレーズが頭の中に響くたび、彼の正体が明確になる気がした。
「あなたは、私のことをどう見ている?」
唐突にそう聞かれた。
答えに迷った私は、少し間を置いてからこう言った。
「……迷ってるように見える。」
すると、彼はふっと笑った。でもそれは、嬉しそうな笑みではなかった。
どこか自嘲するような、虚しさを含んだ笑み。
「君は、見る力があるのかもしれないね。」
そのとき、私は確信した。
これはただの夢じゃない。
これは“何かを見せられている”夢だと。
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